京都の厨房機器屋オヤジの日記

山男と申しますか、山岳家の言葉で

皆様ご存知の様に、　女性が用を足しに行くときは

「花を摘んで来るわ」　とか、

男性が参ります時は、　「雉を撃ってくる」　とか言うらしいです。




今も昔も、これからも、一人で歩く道は
綺麗な道であって欲しいとは思いますが、
お前の道は綺麗だったか？と、山が、雪が、空気が
何時も私に問いかけます。


何故でしょうね？

昔から猟のセオリーでは雉猟は、自分の為にも猟犬の為にも

一人でいけ！　と、先輩方にはよく言われましたものですが

案外、山の言葉でも、　「一人にして」　と言う意味なのでしょうね。


一銃一狗（いちじゅういっく）　と言いまして、一頭の猟犬と私ひとりと言う

意味ですが、単独猟には中々味わい深い物が有ります。


サクサクと雪を踏みしめて、誰も居ない所を犬と供に歩く、

ただただ孤独で寒いだけです。

後ろを振り返っても真っ白な雪景色に足跡だけ、

俺はこの様な綺麗な景色の通りを生きて来たのだろうか？

足元も真っ白な雪を踏みしめて歩きます。

吐く息も白く、胸が裂けそうです。

立ち止まって犬を呼んで一息つきますが、前を見ますと

何処までも白い雪が私の歩く道を隠して広がっております。

こんな私でも、人が恋しくなるのが不思議ですが、

さあ、これからどっちを向いて歩いて行こう・・・

「へーイ、ボーイ、カモン・・、　俺と離れるなよ」

何時も俺の見える所にいてくれよ・・・　淋しいじゃないか。





























  

朝夕が随分と涼しくなって参りました。

と、申しますより肌寒いですね。

私共も、あと二ヶ月で狩猟シーズンですから猟犬の訓練に

皆励んでおります。




水分補給とオヤツを貰っております米系セターです。
オーナーに大事にされてる幸せ者です。


犬は人間と違ってハッタリなしですから、持っている実力

以上のものは決して出せません。

その代わり目一杯頑張りますから、持っている力は１００％発揮です。

非常に判り易いのが猟犬です。


自分の犬を愛で、猟友の犬を誉めながらの楽しい猟行です。

三歳以上の猟犬になりますと、私が明日の猟の為に

持って参ります銃の手入れなどをしておりますと、

「カシャン」　と言う、遊底を開く音に敏感に反応しまして大騒ぎです。

猟犬の一番の楽しみは、広い猟場を思いっ切り狩り込む事なのです。

ハンターの喜びは、これを見る事に尽きます。




























  

猟を始めて１０年以上（銃を持って１０年以上）経てば

ライフルを持つ資格が生まれます。

昔は最初からライフルの所持が可能でしたが、色々な事件が

発生しまして法の改正がなされた為です。




随分と離れた所におりますが、所持の銃は
レミントンのM1100オートショット・ガンです。


ちなみにこの写真は望遠レンズで撮った８００メートルほど離れた

ところにおります小生ですが、（少しボヤけております）

これくらいの距離でしたら、ライフルでは一発的中です。


最近の狩猟銃は軍用に負けず劣らずで、とにかくスコープで

見えた物は必ず当たります。


ですから最近の野戦では最初に見つけた者の勝ちです。

相手はもう見られない様に身を隠す以外には救われません。

と、言う事は・・・

カミさんは、私が見つけるより早くに私を見つけたのかなア～

今度聞いて見ようっと。