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2009年07月16日

白銀の谷で待っている鳥・・・


毎日があまりに暑いので、

冬の寒い猟期の山鳥撃ち のお話です。

山鳥 は雉目、雉科で大雑把に言えば鶏などもその仲間です。

名乗る名の通り、深山幽谷 を住まいとしまして、里に住まう雉とは

一線を画します。

昔に気性の荒い雉に追われて山に住み着いた鳥とも言われまして、

白銀の谷で待っている鳥・・・

寒いけど行くか、トキオ(愛犬)!早く降りて来い!



秋が深まり、木の葉が落ちないと木々の間を飛ぶ山鳥が見えにくく、

雪が来て、山が真っ白になってからが面白い猟となります。

山に雪が積もりますと、葉も実も拾えずに谷川の瀬などに少しだけ見える

葉などを食べに来ますが、山鳥猟は寒くてこちらも足がガタガタ震えます

ハンターは山の谷川を犬と共に息を切らせて上がるのですが、
(必ず谷筋には細い急な道が有ります)

そこで採食している 山鳥の臭いを猟犬が捕りますと 山鳥を発たせます。

ほとんどの山鳥は 沢下り と言いまして、真っ直ぐに谷川を下って飛び

恐ろしい速さで頭上を超えて 行きます。

体の大きさに比べて飛ぶ羽根が小さいので、スピードの乗る山裾に

向けて一気に飛ぶのです。

白銀の谷で待っている鳥・・・

飛んでいる山鳥の写真を持っていませんので、拾った写真で
御免なさい。でも山鳥をただの山の鳥と思っている人も
おられますが決して山の鳩や小鳥の事では有りません



ルーキーの頃は あまりの速さに銃を向ける事さえ出来ません でした。

勿論、雌は撃てませんが、 雄は尾が長いので全長が平均1,2メートル です。

下って飛ぶ様はまるで 十字架が矢の様に一直線に飛んでくる 様です。

何年もしておりますと慣れて参りまして、飛んで来る山鳥の何メーターも

前を撃つと丁度当たる と言う事に気付かされました。

その昔に爆撃機に乗って、迎撃に出てくる敵戦闘機を撃つ射手は

飛んで来る敵戦闘機の 随分前を撃つ訓練 をしました。

獲物を目で見て脳に伝達する、脳は引き金に添えた指に撃て!と命じる、

指が動き、弾丸が出る、その間の 「0コンマ何秒」 で相手は

元に居た位置にはおりません。 だから前を撃ちます。

狩猟の為の スキート射撃はここが原点 です。

昔の米国のクレー場にはよく 爆撃機乗りが訓練に来ていた そうです。




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Posted by 旅の途中 at 00:02│Comments(0)鉄砲撃ちの話
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