京都の厨房機器屋オヤジの日記

最近はテレビを見ておりましても
ニュース以外に見るべきものは少ないです。

チャンネルを回しますとお笑いタレントばかりの番組です。
昔にある落語家が、

「人に笑われてはいけない、人を笑わすんだ」なんて言ってましたが、
最近の自称芸人あたりはどうなのでしょうね？

まあ、自分で自分の事を芸人と言っているのは面白いですが、
芸人とは芸の有る人の事だろう？
なんて思う訳ですが・・・

この方達が芸を失敗すると「滑る」と言うらしいですが、
笑わせられなかった事なのか？
笑って貰えなかった事なのか？　一体どちらの事でしょう。

かくなる上は新聞でもと読んでおりますと、




拾った写真で御免なさい。日本では
「仏を作って魂入れず」なんて諺も有りますが・・・



「ヒデ伝統工芸アシスト」

何だろう？

「海外生活で日本の文化の大切さに気付いた」　と言う元サッカー選手が、
工芸士支援を目的にパーティーを京都で開くとの記事です。

京都市役所で市長や、裏千家京日庵で千宗室家元と意見交換して
１０月に寺院やホテルを会場にパーティーを開き、財界人や文化人を
有料で招く。

和装での出席を条件に一流ブランドと伝統工芸品の限定コラボ品などの
オークションを開くらしいです。

何か、サロンと勘違いしてないかな？
この地方紙はもうやめようかな？

読んでおりまして情けなくなります。

財界人？
文化人？
市長？
家元？
和装出席が条件？

こう言う記事を書く方も書く方で、
書かれる方も書かれる方です。

こちらが取材させて貰ったのでしょうか
向こうが取材をして貰ったのでしょうか

笑わせようとしたのか？
笑って貰おうとしたのか？

どちらにしても、ツルツルに滑っているとは言わないのでしょうか？

それとも違う意味で
上っ滑りしている訳ですか？・・・

日本の文化人や財界人とはこのように軽薄なのでしょうか？
自分で自分を芸人と呼んだりしている人間はまだしも

自分で文化人などと思っている人がいたら

余りにも情けないです・・・