京都の厨房機器屋オヤジの日記

ドイツポインターですが、

業務用の冷蔵庫の様に質実剛健な犬種です。

通常はポインターの場合は、ゲームは鳥だけですが、

米国人の様に合理的なゲルマン人は獣も同時に狩る為に

正式名、ジャーマン・ショートヘアー・ポインターなるものを

永年に渡る努力で作り上げました。




猟友のO氏はこの渋いドイツポインターがお好きで
頑張っておられますが、英国ポインターも飼育されてます。


通常の鳥猟用ポインターは風に乗る匂いを嗅ぐ為に高鼻で、

広い猟場をスピードにのって狩る為に尾は長く、ハイヘッド、ハイテールの

姿がとても美しく、ハンターの心を満たします。


しかしドイツポインターは獣の足跡の匂いも採りますので鼻が低く、

尾も遠走りを防ぐ為に断尾してます。




コツコツと一頭で、頑張って狩ってます姿が
意地らしいのでファンも多いです。


美しさには少々劣りますが、粗食に耐え、猟欲は強く、気力有る犬です。

この点は遥かドイツのハンター達に敬意を表したいと思います。


頼りになるものは、厨房の中の冷蔵庫と一緒で、普段は中々

気が付かないものかも知れませんね。




























  

猟に出発するのは朝の２時３０分頃です。

直前の、夜中の１２時頃にウトウトと寝入りますので

寝るか寝ないかの睡眠時間です。

猟場に着いて犬と歩き出すのが朝の７時前、それから昼まで

兵隊さんの様に歩き回ります。




どこで撮られた写真か判りませんでしたが、
窓から見える小橋で気が付きました。
いやァ～、歳は取りたくないものですね。


それも起伏が多く、足元も悪く、ほとんどブッシュの中です。

午前１１時頃にはクタクタで、空腹で、

「早昼にして何か食おうや！」　で昼ごはんです。

食べた途端に気絶した様に寝てしまう、最近の小生です。


どうやら歳をとりますと、体力も、猟欲も気力も失せますが、

食欲だけはキッチリと残っておりますので浅ましい限りです。



























  

よく米国の狩猟誌では、猟に行く連中がダッジかパンプキンの

ピックアップで、愛用のショットガンを持ち、犬を乗せている写真が

掲載されておりまして、フランスあたりではルノーの商用車などで

やはりブルトン（ブリタニースパニエル）と共に乗って出かける様です。




オッ！僕の犬がフラッシュさせたね。　いや、あのゲームは俺の犬だよ
若いが見所があるね！　皆、何を言うのや！ワシのワン公やろ
何時ものオレオレ大会です。


さしずめ日本ではどうなのでしょう？

財布に余裕が有るのか、皆さん四駆の高級車です。

本来は軽バンか商用車のワンボックスあたりが自然で良いのですが、

まだまだ格好から入っておられる方が多いです。


ただ、身なりや銃、犬の選び方だけは心がけていなければなりません。

いくら人目に付かない所で、一人で猟をしていても嗜みを忘れると

分別まで無くした人と思われます。


可笑しい姿は自分だけでなく、共猟者や狩猟という趣味自体を

貶めるものです。

いやしくも、趣味とはそう言うものです。

何でも高まらなくてはいけませんが、それが出来ないならせめて

身だしなみだけでも気を付けなければいけません。


そう言う意味で、近年に着用を義務付けられた蛍光色のチョッキ・・・

このようなモノを着なくてはならないとは！！

誰が決めたか、　情けなくて涙が出ます。