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2010年01月10日

京都とらや


先日に述べました様に、

室町で問屋をしておりました祖父は毎日帰宅しますと

私を本当に可愛がってくれまして、毎日の帰宅時間が楽しみでした。


それでもよく大阪まで仕事に参りまして帰宅が遅い時は

まだ府一に通っておりました学生の、優しい叔母が市電に

乗せてくれまして烏丸通りを京都駅まで迎えに行くのです。


勿論靴は脱いで座席に座り、車窓の景色を見ておりますが、

夜ですから街の灯りしか見えません。


しかし、烏丸今出川から丸太町までは御所の前を通りますから

真っ暗なのです。

外を見るのが怖いのでその間だけは目を瞑っておりますが、

烏丸一条には和菓子屋さんの 「とらや」 さんが有ります。




創業は室町末期との事ですが、明治天皇が江戸城へ
行かれてからは東京に出店されたそうですが、
京都と東京はどちらが本店なのでしょうか?
京都の人間は昔から、陛下は関東に用事で行ってらして
また戻って見えると言っておりますが・・・



当時はそこだけが、昔ながらの京風店舗で、烏丸通りに面して

出窓に畳が敷いて有って照明が灯り、今で言うショーウインドです。

そこに張子の虎が置いて有るのです。

現在のキャラクター人形なのでしょうか。


そこは昼間に御所に、遊びに連れて貰います際には

行き帰りには必ず眺めていたものですから、夜でも見たいのです。


真っ暗なのが怖くて、小さな手で目を覆ってますが、

「とらやさんが見えたら言うて、とらやさんが有ったら教えて」

一生懸命に叔母に頼みまして、合図と共にその虎が

見えなくなるまで目で追いかけますが、

見えなくなった途端にまた怖いので丸太町まで

そのまま両手で目を瞑っておりました。



儚いものですね~

三つ四つの子供が、今年で還暦を迎えます。

今回は寅年の年男に因んでの昔話ですが、


目を瞑っておりました手の平もきっと、もみじの様な

小さな手だったのでしょうね・・・




 








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Posted by 旅の途中 at 09:02Comments(0)よもやま話