京都の厨房機器屋オヤジの日記

日々の厨房機器販売の合間に

福井県への雉猟に、猟友の車に乗せて貰い

午前二時に起床しまして行って参りました。


気候の寒暖の差が有るのか、朝一には

ひどい霧で、狩る猟犬も見えず

矢先も危ないので放犬を控えておりましたが

霧が晴れるのに二時間ほどかかりました。



「この霧では雉うちは時間をずらそうや、ミヤちゃん！」
「そうですね、危ないですワ」
「霧が晴れるまで鴨でもやるか？」
「犬を使いませんし面白くないですね」
「雉も鴨も、鹿や猪、狸や狐も全猟だぞ。
トライアルだけが全猟ではない！
根本は実猟に有るんだが、仏を作って魂入れずとは
日本の狩猟がなくぞ！」
「お説、ごもっともで御座いますゥ」


雉は体が濡れるのを嫌いますので

下草が濡れている間はあまり動きません。


餌を採る為にウロウロと動き出しまして臭いを残します。

その臭いを猟犬が捕ってポイントするのです。

また、臭いの元は水分の微粒子ですから

空気中に霧や下地が濡れておりますと


中々秀でた猟犬でも捕臭しにくくなりまして

この様な猟場の環境で無理に猟をしますと

大事な猟犬を荒らします。

猟は森羅万象を知る事から始まります。

犬が、自然が、獲物が色々な事を教えてくれますが


何時まで経ってもまだまだ私は

旅の途中の様です。