色々な紙・・・

旅の途中

2010年03月05日 09:02


1955年頃に米国人家庭で見た
何枚も何枚も出てくる、今と一緒のテイッシュペーパー


割烹屋さんのご主人に、日本刀を拝見させて頂いた時
口元に挟んでおられた紙・・

その際に二人で、
「映画などで、人を斬った時に懐からだして刀身を拭き、
パッと空に散らす紙もこれかな?」 などと考えていた紙、





北大路橋の西詰めから東を望むと
比叡山が見えますが、川向こうは京都府立大学のグラウンドです。
ここを北に歩くと植物園ですが、米軍が進駐した頃は
若い米兵は北大路橋を渡らず、この川を小さな
ウイリスジープで向こう岸まで渡っておりました。



世の中には色々な用途の紙が有りますが、
ご主人に見せて頂いた火縄銃の事を考えますと
日本独特の火縄銃が急速に発展した様に
結構昔から日本には良い紙が有ったのでしょうね。


若い頃に読みました本の中で、伊達の殿様の
ローマ使節団かもしくはパリの万博か忘れましたが、
岩倉具視のイギリス使節団ではなかったと思いますが

二本差しの侍が市中を物珍しく観光しておりますと
ご当地の市民たちも初めて見る異形の侍のあとを
やはり物珍しいのか、大勢で歩いてついて来る。


そのうちに寒い時期だったのか、風邪でも引いていたのか
侍が懐から紙を出して鼻をかむ、

それをポイッと捨てると、市民達がワァ~ッと言って
競争で拾いに来ると言う描写が有りましたが、


紙というもの自体が珍しいのか、もしくは
日本の紙が珍しいのかが判らないのでその侍は
懐から出して皆に少しづつだが分けて上げようとしましたが



すごい勢いの必死の形相で奪い合う市民たちに恐れをなし
瓦版撒きの様に束ごと空に放ったところ、綺麗に風邪に乗り
たくさんの市民達に行き渡ったとの記述が有りました。


其の頃の、ヨーロッパの市民たちを魅了した、
日本の侍が懐から出したという紙は一体・・・


どの様な紙だったのでしょうねえ?






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