鳥猟犬

旅の途中

2009年10月05日 15:02


(前回に続く)

しかし、ポインターやセターが止まったら

必ずそこには雉がいるとするなら、雉の臭いや本体が

無い時には止まってはいけないのです。


ここでご理解頂きたいのは、普通の番犬や愛玩犬などを

フィールドで放して見ますと、おしっこはするは大便はするは、

はたまた草を食べたり、他犬と睨めっこしたりで止まりっぱなしです





自信たっぷりの尾の指示、米系ポインターです。
この写真では耳も使っておりますが、経験充分な牡です。
きっと目の前には潜んだ雉がいる事でしょう。



これでは紛らわしいので、ポインターなどは猟場で「ゴー!」

掛け声と共に放しますと、走り回る(狩りまわる)のが基本で、

止まる時は鳥に着臭した時か死ぬ時なのです。

それ以外で止まれば駄犬です。


これはその犬の持って生まれた鳥猟犬としての素質とセンス、

はたまた訓練により作られます。

良い猟犬のヒートはすごいものが有りますが、

米国のフリー・フォー・オールステークス(鳥猟犬の競技会)が

定めています基準では、時速40Kmで3時間を狩る猟欲と気力

体力を求めております。

それも平坦な道ではなく、起伏の多いフィールドでブッシュも

ぬかるみも多く、過酷なものです。

それを時速40Kmで120Kmの距離を狩るのです。

この様なポインターを何頭も飼育し、亡くして参りました。

皆、一緒に遊んだ猟場に手厚く葬っておりますが、

もし許されるなら、私が死んだらこのボーイ達のところに

埋めて欲しいと思っております。

「ヘイ・ボーイ! 俺だよゥ~」








※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
京都紫野厨器特販
〒 603-8303
  京都市北区紫野十二坊町 8-31
TEL  075-417-2714
FAX 075-417-2715
E-mail : kokoro@murasakinotyuuki.com
URL : http://www.murasakinotyuuki.com
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



















関連記事