開発
毎年の事ですが、狩猟の解禁になりまして
今まで通った猟場に参りますと
宅地造成されて、家がたっておりましたり、
大きな工場が建設中と言う事が有ります。
まわりは広く、なにも無い昔からの
馴染んだ良い猟場でしたが、ご覧の様に
宅地開発の看板が立ちました。私も猟犬も
「お前達は一体、何処へ行くんだ」と雉たちに問いかけます。
猟場が無くなれば、我々の場合は他を探したり
もっと僻地に行けば良いのですが、
そこに住む鳥獣はどうなるのでしょうか?
獣の場合もさることながら、雉などでも
自分のテリトリーで生活しております。
雄雉などは自分の縄張りを守る為に命懸けで
他の雄雉と闘います。
余談ですが、昔の雉猟の中では
軍鶏を持って歩き、雄雉を見つけますと軍鶏を放します。
軍鶏は喧嘩鳥ですから一目散に雄雉に向かって行きます。
雉も自分の縄張りに入ってくる者に対しましては
必死に戦います。
軍鶏も雉も色が少し似ているので、両者ともに
相手が自分と一緒の鳥と思って戦う訳ですが、
さすがに喧嘩鳥の軍鶏が勝ちます。
そして立ち上がれなくなった雉を狩人が獲物とする訳です。
今ではその様な猟をするフィールドも有りませんが、
色々な猟の文化も年々なくなって参ります。
決して日本人は農耕文化だけでは
なかったのですが・・・
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