フェザント・ハンター

新年早々の狩猟ですが、

カミさんは何時も

「お正月くらいはあまり殺生はしない方が良い」

などと申します。

「今年は還暦だから区切りを付けたら？」

この様にも言っておりました。




昼食後の第二ラウンドですが、すでに銃の重さが応えます。
背中に回して担いでおりますのをルーキーに笑われます。
体力だけは騙せません。


二十歳の頃に叔父が

「殺生などせずに、他に趣味を作れ！　ゴルフなら教えてやるぞ」　

などと顔を合わす度に言ってくれました。


父母と早別した私には、何時も優しくしてくれました叔父ですが、

今は鬼籍に入っております。


今でも身内の誰一人として私を、一人の狩猟家として

中々理解はして貰えませんが、

亡くなった父もその様な環境だったのかと思うとき

私の胸には少々感じる事が有ります。


親父が還暦まで生きておりましたらきっと

私と二人で、それぞれの愛犬を連れて、

猟野を闊歩してたでしょう。