猟犬のスタンダード

阿波の猟友の元へ、近江生まれで

土佐で基礎訓練を終えたジョー君が生後七ヶ月で


帰舎しました。

米系ポインターの牡の幼犬です。

早く、美しく、正確に鳥の居る所（ポイント）を

指し示すと言う意味でポインターと名づけられました犬種です。


どのような鳥猟犬が良いのかはすでに６０年ほど前には

答えは出ておりますが、あとは好みの問題で選ばれます。




ポイント時に鼻の位置と尾の位置が高いのは、その鳥猟犬の
バードセンスの良さと高い決断力、それに強い勇気を表します。
「栴檀は双葉より芳し」　と申しますが、京都の狩猟家として
ジョー君の今後に期待をしております。


しかし、最低限の条件としましては


猟野を風の様に狩るスピード

広いレンジ（捜索の広さ）

炎の様な猟欲

それを持続せるべく飽くなき気力

ハンターに対しての従順なレスポンス

野性味溢れる自主性

強く、勇気有る決断力


以上が基本となりますが、類稀なる秀逸なポインターとは

この様なものです。


キレの良い、スピーディーなワイドレンジの捜索は美しく

見る人をして感動せしめますが、

あと三ヶ月で狩猟が始まります。