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2009年07月24日

いやーかなんねー、けったいやわー、パート3


夜も更けて、ボチボチとドロンしようか?

酔ってる頭で考えていると山ちゃんが、

「シンチャン、まだアンタの話を聞いてないな、
これはって思う事は何もないのかい?」


いやーかなんねー、けったいやわー、パート3

犬は山で獲物を追い、平場に下りると何を追う、雉か、愛か



「何も無い事はないけど、僕がおかしいと思ってるだけで、
世間では何でも無い事で、何だと思ってるこっちの方が
おかしいと思われないかな?」


「だからそれを話そうよってんだろ、三人で」

「じゃー言うけど、先週に車で郵便局へ行く道すがらに
あるスーパーの前で小さな買い物袋を持った年配のご婦人が、
気分が悪いのか歩道の法面に座り込んでるんだよ」


「救急車でも呼んだのか?」

「いいや、ご主人らしき人が寄り添って周りをキョロキョロと
眺めていたから電話で息子さんでも呼んだのかな?と勝手に
そう思って通り越したのさ、人も沢山歩いていたし対抗車線
だったから」


「タクシーを停めるか、誰かが迎いに来る訳だ」

「そう思ったな、でも郵便局の帰りに同じ所にまだ座って
キョロキョロしてるんだよ、ボクもスーパーに寄るつもり
だったからゆっくりと路肩に寄って、ご気分がお悪い様でしたら
家までお送りしましょうか?って言った途端に勝手にドアを開け、
二人で乗り込んで来て、 


ここを真っ直ぐ行ってパン屋を左に曲がって下さい。あとは
また説明します。と来たもんだ。左へ入ったらふた筋目を右に、
次の細い道をまた右の一番奥」


「これってどう思う?」

「・・・・」

車幅ギリギリの路地の一番奥に付いた途端に二人は

「おおきに」 と言って降りたとたんに家の玄関が開き、

50歳くらいの女性が 「すんませんでした」 扉がピシャン、

「バックで出るのに大変だった、車から三回降りて幅を見たよ」

宮ちゃん曰く、 「別にお礼が欲しかったんじゃ無いよな」

「当たり前だ!そういう風に思われるから話したくないんだ」

ヤマちゃん曰く、 「要するに常習で人の好意をあてにしてるんだ。
          それが腹が立つのか?」


「いや、腹が立つとかむかつくじゃ無くて悲しいんだよゥ、
俺たち三人は昔人間だから、中々実行は難しいけど、
人から貰うな、人には上げろ、と親に教えられただろう?
勿論ボクには親もいなかったけど、そうじゃないか?」


「だったら人に何か貰ったんじゃなくて、今回は上げたから
いいんじゃないか」

「結局はそこに落ち着いて、これからも同じ調子でぼやいて
行くと言う事や、我々は・・・な!」


それ以外に変わる事なしのオッサン話の三幕でした。


「水割りお代わり!関東風の水割りやで」

「ワシ、もうアカンけど、ビールもう一本」

「♪グラスの底に癇癪玉が~ッてか♪」


飲み屋に行くのは簡単なのですが、一番難しいのは

「いつ帰ろう・・・」 なんです。

予定の三巻の終了です。  ヒック・・・







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Posted by 旅の途中 at 00:02│Comments(0)よもやま話
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