京都の厨房機器屋オヤジの日記

人にも人格が有ります様に

猟犬にもやはり　「格」　と言うものがあります。


血統や芸風や姿態など、色々な表現で言われる事ですが、

①押し出しが良い！

②垢が抜けている！

③豊かな狗！


勿論、いずれも褒め言葉になります。




滋賀県のルーキー、Ｍ君の愛犬でベルと故ケビンですが
幼狗ながらの刈り込みの強さで胸板はズル剥けです。
本部幼犬部門で入賞しておりますが
共にエルフュー系の秀狗です。


簡単に申し上げますと、

①決して小振りではなく

②見せ場を作る力を持ち

③充分なムードを持っている。　


となりますが、豊かさだけがいささか抽象的です。

この豊かさとは、人間も同じで、決して経済的な

豊かさではなく、心や体、態度などにも余裕が有って

落ち着いているさまと申しますか、

量感のあるさまなのです。


ご存知の、　（田原坂）　の二番で、


♪　右手（めて）に血刀
左手（ゆんで）に手綱（たづな）
馬上豊かな美少年　♪


おおよそこう言う事なんでしょうな・・・

格の有る猟犬の、猟が終わった時に持つムードは

中々の味が有ります。